エクスインパクト(2021.2.21)

レース結果

初勝利

■エクスインパクト 牡馬 3歳1勝C
■父:ディープインパクト 母:エクセレンスⅡ 母父:シャンゼリゼ
■シルクホースクラブ
■美浦 尾関知人厩舎
■2021年2月21日(日)
■東京競馬 第4R 3歳未勝利 芝2400m
■鞍上 C.ルメール騎手
■1着(2番人気)

ついに…

ついに期待の3歳牡馬が初勝利を挙げてくれました。
これまで2歳時に出走した2戦はいずれも気性の幼さを露呈して不完全燃焼で終わっていました。
今回も牝馬が7頭出走してきて枠も牝馬に挟まれるという形になり、スタート前からエクスインパクトにとって試練のレースとなってしまいました。
しかし、パドックでは最後に周回させてもらい、牡馬の後ろを歩き何とか落ち着いていました。
枠入りも最後から3頭目に入れさせてもらい、できるだけ牝馬を意識させないように工夫をしてもらいました。
その甲斐あってかスタートは五分に切ることができました。
その直後内側が、ややごちゃついたので馬が少しエキサイトしました。
先頭が向う上面に出る前に急にスローペースに落とし、それを察知して嫌ったルメール騎手が一気に2番手まで押し上げていきました。ここではエキサイトすることなく折り合ったまま3角、4角を回ってこれました。
直線に入りジリジリとスパートをかけると内を見ながら先頭へ。
すると外から1番人気のヒシシュシュ(牝馬)が猛然と追い込み。
2頭が併せ馬の形になり残り100m。
一旦ヒシシュシュに前に出られて『また牝馬に敗れるのか』と覚悟した時にエクスインパクトはもう一度ファイトして差し返し、そのまま首差先着。
僅差でしたが、見事に初勝利を飾ってくれました。
ノーザンファーム生産のディープインパクト産駒で、高額馬である本馬は”ある意味”『勝ち上がって当然』と思われているかもしれません。
しかし、ここまでの陣営の苦労を見ていて1勝することの難しさを味わっていますので、この1勝はまさに感無量です。

さあ、ここから

この後は一旦ノーザンファーム天栄へ放牧に出してリフレッシュを図ります。
ローテーションについては未定となっていますが、考え方は二通りあると思います。
1.春のクラシック路線に乗せるためダービートライアルを視野に入れて早々に再始動。
2.1勝したので春から夏はじっくりと成長を促して、自己条件をクリアした後に秋の重賞制戦線へ備える。
いずれにしても早熟ということはなさそうですし、1勝あげましたのでここで焦ることもないと思います。
気性の課題があるので未だに距離の適正が見えていない。
マイルでキレる脚を使うタイプなのか。
中長距離で長くいい脚を使うタイプなのか。
これは兄弟を見ても答えが出ていないといえます。
調教では”キレキレ”らしいのでまだまだ未知(X)の部分が多いということで、その分楽しみも多いと思いたいです。

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